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浴室清掃 汚れの落とし方

 キレイにお掃除されているお風呂というのは、お風呂に入ってもとても気持よくて落ち着き疲れが取れますね。でも何かと汚れているお風呂ですと、入る度に何となく気になったりして、すこしゆったり出来ずに心から落ち着かないかもしれません。

汚れが気になるうちはまだ良いのかもしれませんが、そのうちそんな風景が当たり前になってしまって、何とも感じなくなってしまったとしたら結構危険な状態かもしれません。お風呂だけではなくてトイレもキッチンもお部屋も全てがそんな状態になるのは当然です。お風呂は汚れているけれどそれ以外はとても綺麗というのはありません。使っていない場所であれば別ですが。

汚れが気になる、即お掃除という習慣になる事が大切です。なんでも後回し、そのうち気が向いたら掃除をしようかと思っていたらいつまでたっても出来ません。面倒臭い習慣、私もそうなのでよく分ります。大切なのは気付いたら直ぐするとう習慣を身に付ける事です。

浴室内の酷い汚れも最初は小さな汚れだった筈です。その小さな汚れを放置していた為に汚れが蓄積されて酷い汚れになってしまった。

浴室の汚れですが、色々あります。ドアの周り、床の汚れ、カビ、排水口、鏡、換気扇、窓、水垢、天井のカビ、壁面のカビ、カラン周り、風呂釜、エプロン内部の汚れ・・お湯で濡れる事によって汚れていく。そのお湯も必ずしもキレイではありません。石鹸カス、水垢、湯垢、皮脂汚れと様々な汚れが混在しています。

お掃除というのは、どんなお掃除でも同じですが、軽いうちにキレイにしておけば心的な負担も少ないのですが、汚れが酷くなればなるほど手を付けるのが嫌になってしまいます。軽いうちに気が付いたうちに、さらに言えば使ったらお掃除する。そしてお掃除しやすい様になるべく色んなものを置かない事が大切です。お風呂場の場合には、兎に角湿気を取る事によってカビも生えませんし、ヌメヌメにもなりませんし、水垢で白くなることもありません。いかにお風呂場を乾燥させるか。換気をするのかですね。

まずドアからですが、こんな様に水垢が固着してカリカリになっているのをよく見ます。この汚れは、簡単に洗剤を塗っただけでは落ちません。少し時間がかかりますが、酸性洗剤を塗って汚れを柔らかくします。その後ヘラで削るのが速いです。

床が黒ずんでいる場合もよくあります。こういう汚れはアルカリ洗剤で落ちると思います。アルカリ洗剤を掛けてブラシで擦ります。それで落ちない時には酸性洗剤も使ってみます。お風呂の汚れというのは一種類の洗剤では落ちない場合が多いので、色んな洗剤を試す必要があります。お風呂の汚れは洗剤を使って落とすというのが基本です。ブラシやタワシを使用する場合でも、洗剤で汚れを柔らかくしてその上で擦ります。白い材質であれば、傷は目立ちませんが濃い材質ですと傷や素材の変色が目だったりします。床の汚れを落とす時に酸性洗剤を使用する場合にも注意が必要です。白く変色してしまう場合があります。

換気扇の中から黒い物体が落ちてくる場合には、換気扇の中がカビとホコリの固まりで一杯になっている可能性が高いです。そんな場合には換気扇を分解してお掃除するしかありません。単なる換気扇であればネジが3本程度でカバーが外れますので、それを外しますと、ファンが取り外せるようになります。取り外したら後は洗うだけです。

暖房機能付きの換気扇ですと、少し厄介になります。取り外すネジの本数が10本程度になるかもしれません。どちらにしても最も汚れているファンを取り外してその周りをお掃除しないと、換気扇から黒い物が落ちてくるという現象を解決することはできません。この暖房機能付き換気扇の分解清掃には1時間程度かかりますので、私どもでは浴室清掃とは別料金にしています。普通の換気扇も同様に別料金としている業者が多いかもしれません。私どもでは一般出来な換気扇の分解清掃にはそれ程時間が掛かりませんので、浴室清掃料金に含んでおります。

エプロン内部のお掃除をしたことが無くて、汚れが気になってお掃除の依頼をいただく場合があります。エプロンのカバーを外すという事自体が分からない方も多いかと思います。その浴槽によって仕組みが違いますので、多少苦労することも実際あります。エプロン内部の汚れも、浴槽の置かれている状況でかなりかわります。カビが生えない様に密封されている場合には、つまり内部に水気がいなないような設計であればカビが生える事はありませんが、密封されてなくて、お湯が浴槽に入り込むタイプであれば、写真のように内部はカビと髪の毛などでかなり汚れています。こういう汚れは高圧洗浄器を使ってお掃除しますが、残念ながら浴槽の向こう側や下側の汚れを取り除くことは不可能となります。

一度自宅お風呂のエプロン内部はどうなっているのか確認しておくと安心できるかと思います。

水垢で白くなった汚れの除去ですが、酸性洗剤で汚れを柔らかくします。こういう平らな面の汚れの場合には三枚刃を使用しますと落としやすいです。

この三枚刃は色んな所で使用出来てとても使い安いですIHクッキングヒーターの焦げ付きの除去、とかキッチン壁面の油落とし、窓の無視とかセロテープの跡の除去・鏡のウロコ落とし。掃除を仕事としている人にとっては欠かせないものです。この三枚刃を使っているのを見て、お客様が欲しくなって、どこで手に入るのかと尋ねられたことが何かあります。

これを使用して汚れを取りますと、白い粉がになって一気に落とすことができます。平たくない部分はスポンジ、ナイロンタワシ等を使って落とします。鏡の下の台の同じような感じで落していきます。

鏡のウロコ落としも中々厄介ですが、今ではホームセンターでも色んなものが売られています。ただ本当にそれで落ちるのかどうかは試してみるしかありません。よくユーチューブでも出ていますが、それで本当に落とせるかどうかは自分で試すしかありません。私の場合には先程の三枚刃を使用して、表面の部分の大きな汚れをまず取り除きます。その後で鏡ウロコ落としの道具を使用します。売ウロコの度合いによって、手で落せる汚れもありますし、サンダーを使用する場合もあります。